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窓のチカラ [工事現場リポート]

新スタジオとなる空間には、
もともと北側道路に面して窓が並んでいました。
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北側の窓は直射日光が入ってこないため
一日中平均して光が入ってくるという利点があります。
オフィスやアトリエにはおあつらえ向きですし、
近頃では住宅のリビングなども
敢えて北向きに大きな窓を取る例もあるようです。

でもさんさんと降り注ぐ日の光も捨てがたいです。
残念ながら、このスタジオには南向きの窓がありません。
南側に階段室があるからです。
その階段室には3ヶ所も高窓がついており、
ひときわ光が溢れる明るいスペースになっています。

どうにかしてこの日光を取り込もう、という訳で
スタジオの、階段室に面した壁に窓をつくることにしました。

壁の中の柱や下地の位置を見極め、
慎重に位置を定めます。

その後、電ノコで一気に切り開く!
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正方形に切り取られた穴から
明るい光と
外の風景が飛び込んできました。
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切り取った穴に「巧人」の棟梁・宅間さんが
シンプルで美しい木枠をつけてくれました。

窓一つで空間はがらりと印象を変えるのです。
壁を切り開いて窓をつくる。
それだけで、ただの四角い箱が人の居場所にかわります。
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職人さんも思わず和んでしまうのでした。

外は雨交じりの様子でしたが、
スタジオ内に爽やかな風が吹き込んできました。

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