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KUNDE キッズデザイン賞 優秀賞を受賞しました [木の玩具プロジェクト]

今日、
木のおもちゃ
KUNDE(クンデ)が、
キッズデザイン賞の優秀賞(キッズデザイン協議会会長賞)を受賞しました。
kunde_01.jpg

KUNDEは
木の家を組み立てるおもちゃです。

大工の棟梁+家具工房+デザイン事務所+
建築家が、
チームKUNDE
としてタッグを組み、
三年がかりで開発に取り組んできました。
チーム共通の想いは
「日本のものづくりの素晴らしさを子供達に伝えたい!」
ということ。


一昨年のOiden祭りにお越しいただいた方は、試作品を見たり触ったりしたことがあるかもしれません。


拘ったのは「本物」であること。

木造伝統工法の継手や仕口という技術を、できる限り忠実に再現しながら、
おもちゃとしての遊び易さを追求しました。

その結果、たどり着いたのが、
木でできた柱や梁を「組んで」行くことで、シンプルな骨組みを作る
という形態でした。

それがこのおもちゃのネーミング「KUNDE」にも繋がっています。

伝統木造の技術を一言で言い表すと、この「組む」ことに尽きるのです。
たくさんの柱や梁が、継手や仕口によって組み上げられることで始めて頑丈な建物となります。
そして組み上げられた部材はいとも簡単に解体し、再生することもできるのです。

「組む」という技術には先人達が築いてきた、
環境と共生して行くための知恵が詰まっているのです。

組んでいくためには一つ一つの部材には欠き込みや出っ張りが
あらかじめ加工されていなければなりません。
KUNDEも同じように、同じ長さや太さの角材でも、
柱と梁では全く違う位置に欠きこみが入れられています。

通常の積み木やブロックと違い、
その形から、どこに使うパーツなのかを考えなければ、
家の形にならないのです。
これも、組んで作るということの大事な要素と考え、
あえてパーツの統一化は行いませんでした。

それぞれのパーツが一見不揃いで、
欠けてる部分やいびつに見える部分があることで
互いにしっかりと組み上げることができるのです。

欠けた部分があるからこそ、繋がれる。

伝統工法の真髄は、
人と人との繋がりにとっても、
大切なことを教えてくれるような気がします。

このおもちゃを通じて、
子供達がいろんなことを感じ、
楽しみながら、何かを学び取ってくれることが何よりの願いです。

KUNDEが欲しい!!詳しく知りたい!!という方。
詳細は以下のサイトにて、順次公開していく予定です。
http://kunde.jp/
kunde_02.jpg

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