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1年点検 [縁側と茶の間のある家]

茶の間と縁側のある家の
1年点検に伺いました。

住宅は、完成したときはまだ産まれたてで
そこに住む家族の毎日の暮らしで、変わっていくもの。

竣工から1年経った家は
さすが、お見事
と言いたくなるくらい、よく使い込まれ味わいを増していました。
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(料理研究家の奥様こだわりの道具が並んだ台所)

ECD017.jpg
(翻訳家のご主人の愛蔵書は優に2千冊を超えて吹抜けの本棚を埋め尽くしています)

「そういえば、
この夏、1週間しかエアコンをつけなかった。
快適です。」

正直、ほっとしました。
もちろん、光や太陽の暖かさ、風の通りなど、計算して設計はするのですが、
どの建物でも
1年点検で、四季を過ごされた感想を聞くときは、やはり緊張します。

「夏はここが気持ちが良かった。
これからの季節はここが気持ちいいんですよ。」

住んでいるからこそ分かるご家族の集まるスポットを教えていただきました。

均質にコントロールされた空間より、
こうやって自分たちで、居心地の良さをみつけ、空間をコントロールしていく方が
人間らしいのではないかと思うのです。

独立してから7年。
一番の自慢は、クライアントに恵まれていることです。

1年点検で改めて
この住宅を設計させていただいたことに感謝しました。

この家の詳細についてはこちらをご覧ください。
http://www.kiz-architect.com/works/house_ty/

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