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小劇場への想い [Theatre E9 Kyoto]

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学生時代、私が舞台デザインを始めたのは、駒場小劇場。
大学寮の食堂を改装した、何もない箱の空間は、
客席も舞台も自由に配置できる、何でも出来る場所でした。
スケッチブックに描いた空間を仲間と一緒に作り上げ、
そこに最初の照明が灯された瞬間の興奮は、今でもはっきりと覚えています。
あの時の感動が、私の原点となっています。
お金もなく、経験も浅い若僧だった自分に、限りない可能性の扉を開いてくれた場所でした。
Theatre E9 Kyoto もその様な場所になってくれる事を願っています。

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Theatre E9 Kyotoにはカフェが併設される予定です。
ヨーロッパの劇場には大抵カフェやバーが併設されていたり、劇場の周りに集まっていたりします。
そこで、これから観る公演のワクワクを共有したり、観たお芝居の感想を語り合ったりするのです。
カフェでの楽しいおしゃべりも含めて、観劇という行為を楽しんでいるのだと思います。
日本でも、歌舞伎座や下北沢の劇場などではそういう楽しみ方をされていますね。
同じお芝居を楽しんだお客様同士が仲良くなって、どこの劇団が今面白い、とか、
次はあの演目が良いよ、などの情報交換が行われます。
そうして、肩肘張らずに演劇を楽しむ、という文化が育まれていく場となることを願います。

Theatre E9 プロジェクト アーツシード京都ホームページ はこちら

Theatre E9 クラウドファンディング は こちら

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