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南仏 アヴィニヨン1日目 [設計事務所の日常]

南仏 アヴィニョン1日目
アヴィニヨンに到着するなり、スーツケースを持ったまま
アヴィニヨンフェスティバルのオープニング会場 
教皇庁の中庭へ直行し、舞台の仕込みを確認。

あらかじめ現地スタッフが舞台全面に水を張る準備を進めてくれていたおかげで、
初日にほぼ石の配置も完了しました。
22時過ぎに陽が落ちた後に、
いよいよ、今回の「アンティゴネ」舞台デザインの肝とも言える影絵の確認。

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スクリーンはそびえ立つ30メートルの石壁。600年以上の年月が刻み込まれた荒々しい石肌に、
俳優の影が映りこんだ瞬間、全身に鳥肌が立つ様な興奮を覚えました。
フランス語の字幕もこの影絵に重ねる事で、言葉と身体が2次元の世界で融合し、
なんだか漫画の様でもあって面白いです。
情報が極端に削ぎ落とされるので、アナログでありながらデジタル的でもあります。
そして、影絵がある事で舞台の上で息づく俳優の生身の身体性が、更に強調された表現に繋がると良いな、と思います。

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