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小劇場への想い [Theatre E9 Kyoto]

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学生時代、私が舞台デザインを始めたのは、駒場小劇場。
大学寮の食堂を改装した、何もない箱の空間は、
客席も舞台も自由に配置できる、何でも出来る場所でした。
スケッチブックに描いた空間を仲間と一緒に作り上げ、
そこに最初の照明が灯された瞬間の興奮は、今でもはっきりと覚えています。
あの時の感動が、私の原点となっています。
お金もなく、経験も浅い若僧だった自分に、限りない可能性の扉を開いてくれた場所でした。
Theatre E9 Kyoto もその様な場所になってくれる事を願っています。

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Theatre E9 Kyotoにはカフェが併設される予定です。
ヨーロッパの劇場には大抵カフェやバーが併設されていたり、劇場の周りに集まっていたりします。
そこで、これから観る公演のワクワクを共有したり、観たお芝居の感想を語り合ったりするのです。
カフェでの楽しいおしゃべりも含めて、観劇という行為を楽しんでいるのだと思います。
日本でも、歌舞伎座や下北沢の劇場などではそういう楽しみ方をされていますね。
同じお芝居を楽しんだお客様同士が仲良くなって、どこの劇団が今面白い、とか、
次はあの演目が良いよ、などの情報交換が行われます。
そうして、肩肘張らずに演劇を楽しむ、という文化が育まれていく場となることを願います。

Theatre E9 プロジェクト アーツシード京都ホームページ はこちら

Theatre E9 クラウドファンディング は こちら

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記者発表 Theatre E9 Kyoto [Theatre E9 Kyoto]

本日、京都に小さな劇場をつくるプロジェクトの記者発表会が行われました。

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ダムタイプを輩出した京都の小劇場「アトリエ劇研」(元アートスペース無門館)が
今年8月に閉鎖することをきっかけに、
同劇場の芸術監督を務めるあごうさとしさんを始め、
京都を中心とした舞台芸術関係者が、アーツシード京都という社団法人を立ち上げ、
東九条にある築50年の倉庫兼工場をリノベーションして、
客席数100席の小劇場を作る計画を進めています。

劇場には現代アートの為のギャラリーやカフェも併設し、芸術を通じた人々の交流拠点として、
京都に生活する人、訪れる人双方が、
気軽に芸術と親しみ、人生を豊かにするきっかけを提供出来るような場所を目指しています。
プロジェクトを実現する為には資金集め、法規制、建物の補強など
多くのハードルをクリアする必要があります。
最も大きなハードルである、資金調達のためのクラウドファンディングも本日開始されました。

https://readyfor.jp/projects/TheatreE9Kyoto

演劇関係、京都に所縁のある方に、
そして広くみなさんに知っていただきたいと思います。
この情報を拡散していただければ幸いです。
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