城下町に住む家

町家の1/50のスタディ模型が完成。
天気がいいので外で撮影してみました。

光の入り具合など、イメージ通りでした。
なかなかいい感じです。

低く抑えた軒下の竪格子から
家の様子がほんの少し伺えます。
プライバシーを確保しながらも
街とゆるやかにつながり、
城下町に住むことを楽しめる住宅です。

模型で考える

住宅のスタディ模型を作っています。
歴史ある城下町の市街地に建つ住宅です。
古い町家が次々と壊され、
失われつつある街並みを再生させる
新しい町家をつくろうというプロジェクトです。


プレゼンテーション用ではなく
設計の検討のために作る模型を
スタディ模型といいます。
1/100や1/50といった縮尺で
思い描いている空間がどのように見えるのか
どうすればより空間が豊かになるのか
を検討していきます。
さらに1/30,1/10といったより拡大した模型も必要に応じて作ります。

いまは簡単に３D空間を立ち上げる
便利なCGソフトがあるようですが
やはり、立体的な模型の持つ情報量にはかないません。

空気の流れ方や光の入り方など
空間の心地よさを左右する要素は
パソコンの画面では見えてこないのです。

手間はかかりますが、
納得いくまで検討をするには
模型をいくつも作ることに勝る
方法はないと思います。