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えいごや<an Idea> [学習塾のインテリア]

「開放的で、なおかつ集中できる空間」とは
どんな空間でしょうか?

たとえば、大きな木の下で、幹にもたれて読書をするときのような

たとえば、古い農家の縁側で軒の先の庭を眺めているときのような

そんな空間をつくれないだろうか
と考えました。

そこで、たどりついたのが
壁を天井からぶら下げる
という上下反転のアイディアです。
EIG009.jpg

頭上を大きく包み込むように覆われていることで
安心感が生まれます。

壁の下端が立っている人の目線より低ければ、
周囲から覗きこまれる心配もありません。

座った時の目線の高さには壁を設けず
開放感を損ねません。

このアイディアがえいごやの空間を決定づけることになりました。
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えいごや<the Reason of Design> [学習塾のインテリア]

「えいごやにふさわしい、ここにしかない空間をつくって下さい。」

えいごやのオーナーであり、代表の伊藤雄吉先生の言葉から
このプロジェクトはスタートしました。

教育心理学や認知科学に基づき、独自の理論を発展させてきた
その指導スタイルは、素人の私が聞いても
大変ユニークで、なおかつ実践的な手法だと感じました。

その指導法を最適な形で実現できる空間をつくることは
簡単ではないと感じましたが、
実現できれば、それは画期的な空間になると直感しました。

「えいごや」の指導法については、ここでは詳しくご説明できませんが、
重要な方針の一つとして
音読=oral reading を基本とし
少人数指導のスタイルをとっています。

先生と向かい合い、
声に出してテキストを読むということを大切にしているのです。

ですから、個室化したブースを防音壁で囲って・・・
となったかと言えば、さにあらず。

そんなことをしたら、圧迫感と閉塞感で
とてもじゃないけれども集中して勉強なんてできません。

伊藤先生によれば、
集中するためには、適度に開放されていて
周りのノイズが入ってくる方がよいのだそうです。

一言で言うと
「開放的で、なおかつ集中できる空間」が
ベストなのです。

では、低いパーティションで囲って
頭上をオープンにすれば・・・
EIG008.jpg
これもNG
目の前を壁で仕切られることによる閉塞感は変わりません。
上半分がオープンになっているというのは、
上から覗かれそうで、落ち着きません。

個別指導を売りにする英会話教室などでよく目にするこのスタイルも
決して学習に適した環境とは言えないのです。

では、えいごやの空間のどのあたりが
「開放的で、なおかつ集中できる」のでしょうか?

さらに、長くなりそうなので次回に続きます。

「えいごや」さんのHPはこちらです
http://www.eigoya.jp/
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えいごや<why?> [学習塾のインテリア]

EIG007.jpg
(撮影:新良太)

天井からぶら下がった家のようなキャビンの下
縦横にめぐる本棚が空間を仕切っています。

これがえいごやのスタディコーナーとなり
先生と生徒さんが向かい合って座る机と椅子が置かれています。

一体どうして、このようなデザインとなったのか?

話が長くなりそうなので
次回、順を追ってお話ししたいと思います。


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えいごや<These are BookShelves> [学習塾のインテリア]

天井からぶら下がっているキャビンの下半分は抜けています。
その抜けているスペースには鉄の箱と木の板が
交互に積み重なっています。
これらはすべて本棚です。
EIG005.jpg

本棚はキャビンとは無関係に一見ランダムにおかれ
室内を縦横無尽にめぐり、
大小のスペースを区切っています。
まるで入り組んだ路地と小さな広場のようです。

EIG006.jpg

天井からぶら下がった3つのキャビン(家)と
本棚の路地空間

えいごやの空間は
この2つの基本的な要素によってつくられています。

(撮影:新良太)
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えいごや<There are three Cabins.> [学習塾のインテリア]

インテリアをぐるりと見渡すと
少し様子がわかってきます。
EIG003.jpg

天井からぶら下がっている白いカタマリは
ボックス状の垂れ壁です。

ぐるりとめぐる垂れ壁の内側には
切妻屋根の形をした天幕が張られています。
EIG004.jpg

小さな「家」(=キャビンと呼ぶことにします)が
天井からぶら下がっているような状態なのです。

キャビンは全部で大小3つあります。
そして、立った時の目線より少し低い
床上140cmの高さに浮かぶように、
ならんでいます。

頭上ではなく、目の高さに浮かぶキャビンは
独特の浮遊感を放っています。

(撮影:新良太)
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えいごや<???> [学習塾のインテリア]

カフェのような外観をみて
「えいごや」って何だろう?
と思った人はおそらく
一歩中に入った瞬間に
余計に分からなくなってしまうでしょう。

一体これは???
EIG002.jpg
(撮影:新良太)

天井からぶら下がっている白いカタマリ。
床には木の板と鉄の箱が積み重なっています。

およそ「学習塾っぽく」はありません。
というより、他のどんな空間にも似ていません。
これが「えいごや」の空間なのです。

そして、この空間のデザインには、ちゃんと意味があるのです。



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えいごや<what is this?> [学習塾のインテリア]

ご好評につき、竣工写真シリーズを続けることにしました。

湘南台の「えいごや」さんです。

EIG001.jpg
(撮影:新良太)
目抜き通りの交差点に立つビルの1階にあります。

ここで問題、
「えいごや」さんとは何のお店でしょうか?

カフェ?
ヘアサロン?

答えはズバリ
名前の通り「英語」を売るお店
つまり学習塾なのです。

こんな学習塾、アリなの?と思われた方
アリなんです。大アリなんです。

その訳は、これからゆっくりご説明します。
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