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えいごや<Shelf ≠ Wall> [学習塾のインテリア]

頭上を覆うキャビンの下には本棚が並んでいます。
EIG011.jpg

本棚を仕切りとして使っているのです。
ところどころ途切れていて視界が抜けていたりしています。

この本棚が
「開放的で集中できる空間」をつくることに
一役買っているのです。
EIG010.jpg

通常のパーティションに見られる、薄い板のような壁では、
視線だけは遮られますが、音は筒抜けなので、
却って、隣の声が気になってしまいます。
そのため、テキストを声に出して読むことに
何となく抵抗感が生じてしまうのです。
これでは、音読=oral reading を大切にしている
えいごやの授業が実現できません。

えいごやの本棚は、視界を完全に遮らず
その厚みが、テーブルとテーブルの間に
奥行きのある、緩やかな境界線を生み出します。

聞こえてくる声の主の存在が
気配として伝わるため、安心感が生まれ
その声が自然と気にならなくなるのです。


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