舟の形の大テーブル [舟が浮かぶオフィス]
オフィスとして使われ始めた
「まんぐうん家」にお邪魔してきました。
全長12mの大テーブル「まんぐう丸」には
すでにずらりとパソコンがならんでいます。
(撮影:新良太)
ノートPCで作業する人もいれば
モニタを2台並べる人もいるようです。
様々なスタイルがかなりの密度で展開することを想定し
そのすべてを許容し、あらゆるものを載せて進む
「舟」という力強いモチーフを選んだのです。
(撮影:新良太)
数人のグループで一つのプロジェクトを手掛けるため
常にコミュニケーションが取れる状態で作業ができるように
対面型の配置となっています。
一つの舟に乗り込むような一体感が
生まれるようにと考えました。
(撮影:新良太)
甲板には杉足場板の古材を張り付け、
側面と舳先には黒皮の鉄板が巻かれています。
荒波にも負けない力強さがみなぎっています。
「まんぐうん家」にお邪魔してきました。
全長12mの大テーブル「まんぐう丸」には
すでにずらりとパソコンがならんでいます。
(撮影:新良太)
ノートPCで作業する人もいれば
モニタを2台並べる人もいるようです。
様々なスタイルがかなりの密度で展開することを想定し
そのすべてを許容し、あらゆるものを載せて進む
「舟」という力強いモチーフを選んだのです。
(撮影:新良太)
数人のグループで一つのプロジェクトを手掛けるため
常にコミュニケーションが取れる状態で作業ができるように
対面型の配置となっています。
一つの舟に乗り込むような一体感が
生まれるようにと考えました。
(撮影:新良太)
甲板には杉足場板の古材を張り付け、
側面と舳先には黒皮の鉄板が巻かれています。
荒波にも負けない力強さがみなぎっています。
「まんぐうん家」とは [舟が浮かぶオフィス]
面白法人カヤックさんの新しいオフィスには名前が付いています。
その名も
「まんぐうん家(ち)」
すなわち
「まんぐう」さんのお家というコンセプトで
つくられたオフィスなのです。
ではなぜ「まんぐうん家」に舟が浮かんでいるのでしょう?
話はこのオフィスのコンペ開催時にさかのぼります。
「まんぐう」と呼ばれる人物は
カヤックさんの社員のおひとりです。
ご本名が鎌倉の「八幡宮」を想起させることから
「まんぐう」というあだ名で呼ばれているのだそうです。
このオフィスは
まんぐうさんのためにつくられた空間
となるようデザインしてほしいというのが
コンペの要項として掲げられていたのです。
「カヤックの第2分室は、カヤックの1社員の趣味でつくられました・・・
カヤックの第2分室は、まんぐうん家(ち)です。
カヤックの第2分室は、カヤック社員の夢をかなえました。」
(ハウスコより抜粋)
まんぐうさんは海を愛する漢(おとこ)です。(事実)
自分専用の釣り船を所有するほどです。(驚きの事実)
三度の飯よりも釣りが好きで(想像)
出来ることならば舟の上で生活したいと思っている。(勝手な想像)
だったら「まんぐうん家」に舟を浮かべてしまおう!!
と、短絡的に思いついた
という訳ではありませんでした。
コンペに取り組む中で、
まんぐうさんという人物の人となりを
どうやって空間に反映させるかは
実は相当悩みました。
純粋にカヤックさんらしい
革新的なオフィス空間を追求したうえで
まんぐうさんというキャラクターを
後付けすればよいのではないかと思ったりもしました。
でも結局「このプランのどこが、まんぐうさんらしいのか」という
袋小路にどうしても入ってしまい
アイディアがなかなかまとまらずにいました。
そんな中で、
ふとまんぐうさんの紹介ページに書かれたある言葉に目が留まったのです。
「何もかもがあるけど何もない。船から眺める海はいい。」
これは・・・!と思いました。
ここに答えがあった!と。
その時、ほとんど とっさに書いたスケッチがこれです。
何もない空間に一艘の舟が浮かんでいる。
いや、いくらなんでも舟一艘だけじゃ単純すぎるのでは・・・?
などと考えつつも
手は止まらずにプランを書きなぐっていました。
単純そのもの
短絡的ですらありますが
それまで書き散らしてきた
どの案よりも
力強く、可能性を秘めているように感じられたのです。
これで行こう。
「まんぐうん家」に一艘の舟を浮かべよう!
という訳で、
この舟の名は
「まんぐう丸」
と言います(勝手に命名)。
まんぐうさんの紹介ページはこちらです
http://www.kayac.com/member/tsuruoka
その名も
「まんぐうん家(ち)」
すなわち
「まんぐう」さんのお家というコンセプトで
つくられたオフィスなのです。
ではなぜ「まんぐうん家」に舟が浮かんでいるのでしょう?
話はこのオフィスのコンペ開催時にさかのぼります。
「まんぐう」と呼ばれる人物は
カヤックさんの社員のおひとりです。
ご本名が鎌倉の「八幡宮」を想起させることから
「まんぐう」というあだ名で呼ばれているのだそうです。
このオフィスは
まんぐうさんのためにつくられた空間
となるようデザインしてほしいというのが
コンペの要項として掲げられていたのです。
「カヤックの第2分室は、カヤックの1社員の趣味でつくられました・・・
カヤックの第2分室は、まんぐうん家(ち)です。
カヤックの第2分室は、カヤック社員の夢をかなえました。」
(ハウスコより抜粋)
まんぐうさんは海を愛する漢(おとこ)です。(事実)
自分専用の釣り船を所有するほどです。(驚きの事実)
三度の飯よりも釣りが好きで(想像)
出来ることならば舟の上で生活したいと思っている。(勝手な想像)
だったら「まんぐうん家」に舟を浮かべてしまおう!!
と、短絡的に思いついた
という訳ではありませんでした。
コンペに取り組む中で、
まんぐうさんという人物の人となりを
どうやって空間に反映させるかは
実は相当悩みました。
純粋にカヤックさんらしい
革新的なオフィス空間を追求したうえで
まんぐうさんというキャラクターを
後付けすればよいのではないかと思ったりもしました。
でも結局「このプランのどこが、まんぐうさんらしいのか」という
袋小路にどうしても入ってしまい
アイディアがなかなかまとまらずにいました。
そんな中で、
ふとまんぐうさんの紹介ページに書かれたある言葉に目が留まったのです。
「何もかもがあるけど何もない。船から眺める海はいい。」
これは・・・!と思いました。
ここに答えがあった!と。
その時、ほとんど とっさに書いたスケッチがこれです。
何もない空間に一艘の舟が浮かんでいる。
いや、いくらなんでも舟一艘だけじゃ単純すぎるのでは・・・?
などと考えつつも
手は止まらずにプランを書きなぐっていました。
単純そのもの
短絡的ですらありますが
それまで書き散らしてきた
どの案よりも
力強く、可能性を秘めているように感じられたのです。
これで行こう。
「まんぐうん家」に一艘の舟を浮かべよう!
という訳で、
この舟の名は
「まんぐう丸」
と言います(勝手に命名)。
まんぐうさんの紹介ページはこちらです
http://www.kayac.com/member/tsuruoka
お披露目します [舟が浮かぶオフィス]
ハウスコでのコンペから1カ月弱。
同サイトを運営する面白法人カヤックさんの分室
その名も「まんぐうん家」が完成いたしました。
つきましては、お施主様のご厚意により
オープンオフィス(内覧会)をさせていただけることになりましたので
お知らせいたします。
************面白法人カヤック「まんぐうん家」オープンオフィス情報************
日時:平成22年4月24日 14:00~17:00
場所:鎌倉市小町2-14-10 鎌倉メディカルサプライビル4F
地図→http://www.mapion.co.jp/c/here?S=all&F=mapi0316761100420084745
*********************************************************
「オフィスに一艘の舟を浮かべる」
という、単純極まりない発想で
どれだけカッコいい空間がつくれるのか
荒唐無稽なアイディアに本気で取り組みました。
ぜひ、週末の鎌倉まで脚をお運びいただき
御意見など伺えると幸いです。
なお、既にオフィスとして使用されている中
特別に公開していただけることになりましたので
デスク上のPCや本棚の資料などに触れないよう
くれぐれもお願いたします。
このオープンオフィスに関するご質問は下記アドレスまでお願いします。
お問い合わせ先:info@kiz-architect.com
カヤックさんへの直接のお問い合わせは
御遠慮下さいましすよう、お願いいたします。
進水! [舟が浮かぶオフィス]
消防打合せ [舟が浮かぶオフィス]
工事監理の合間を縫って
消防署へ打合せに行きます。
今回は「防火対象物の使用開始届」の他に
「火災報知機の設置届」も提出する必要があるため、
その設置位置などについて打合せを行いました。
特に問題はないはずなのですが
役所との協議はなぜかいつも緊張してしまいます。
打合せが終わるとホッとします。
消防署へ打合せに行きます。
今回は「防火対象物の使用開始届」の他に
「火災報知機の設置届」も提出する必要があるため、
その設置位置などについて打合せを行いました。
特に問題はないはずなのですが
役所との協議はなぜかいつも緊張してしまいます。
打合せが終わるとホッとします。
舟の色決め [舟が浮かぶオフィス]
造船所 [舟が浮かぶオフィス]
面白法人カヤックさんの
舟が浮かぶオフィスの工事が佳境に入っています。
三物建設さんのおかげで
驚異的なスピードで現場が進行し
舟を浮かべる「海原」が完成しました。
床面は限りなく黒に近い、ツヤのある濃紺に塗装。
深い深い海をイメージしました。
丁寧な下地処理のおかげで
イメージ通りの仕上がりです。
でも悦に入っている暇はありません。
この写真を撮影した15分後に
イヌイットファニチュアさんが現場に到着。
いよいよ舟を浮かべる工事が始まります。
何しろ全長12mの巨大な代物ですから
工場で作って来て搬入
という訳にはいきません。
次々と運び込まれたのは
膨大な量のパーツ達
たちまち、現場は「造船所」と化しました。
鳴り響く電ノコ、総勢4名の職人さんを動員して
ガンガン作業が進みます。
ちょっと「家具づくり」の範疇に収まらない物量です
犬塚さんも
「これだけ、現場で木工作業をする仕事は初めて」
とのこと。
皆さんの奮闘の甲斐あって見る見るうちに
「舟」の骨格が姿を現していきます。
現場はノンストップで進みます。
出帆の日はもうすぐです。
舟が浮かぶオフィスの工事が佳境に入っています。
三物建設さんのおかげで
驚異的なスピードで現場が進行し
舟を浮かべる「海原」が完成しました。
床面は限りなく黒に近い、ツヤのある濃紺に塗装。
深い深い海をイメージしました。
丁寧な下地処理のおかげで
イメージ通りの仕上がりです。
でも悦に入っている暇はありません。
この写真を撮影した15分後に
イヌイットファニチュアさんが現場に到着。
いよいよ舟を浮かべる工事が始まります。
何しろ全長12mの巨大な代物ですから
工場で作って来て搬入
という訳にはいきません。
次々と運び込まれたのは
膨大な量のパーツ達
たちまち、現場は「造船所」と化しました。
鳴り響く電ノコ、総勢4名の職人さんを動員して
ガンガン作業が進みます。
ちょっと「家具づくり」の範疇に収まらない物量です
犬塚さんも
「これだけ、現場で木工作業をする仕事は初めて」
とのこと。
皆さんの奮闘の甲斐あって見る見るうちに
「舟」の骨格が姿を現していきます。
現場はノンストップで進みます。
出帆の日はもうすぐです。