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「まんぐうん家」とは [舟が浮かぶオフィス]

面白法人カヤックさんの新しいオフィスには名前が付いています。
 
その名も
「まんぐうん家(ち)」

すなわち
「まんぐう」さんのお家というコンセプトで
つくられたオフィスなのです。

ではなぜ「まんぐうん家」に舟が浮かんでいるのでしょう?

話はこのオフィスのコンペ開催時にさかのぼります。

「まんぐう」と呼ばれる人物は
カヤックさんの社員のおひとりです。

ご本名が鎌倉の「八幡宮」を想起させることから
「まんぐう」というあだ名で呼ばれているのだそうです。

このオフィスは
まんぐうさんのためにつくられた空間
となるようデザインしてほしいというのが
コンペの要項として掲げられていたのです。

「カヤックの第2分室は、カヤックの1社員の趣味でつくられました・・・
カヤックの第2分室は、まんぐうん家(ち)です。
カヤックの第2分室は、カヤック社員の夢をかなえました。」
(ハウスコより抜粋)

まんぐうさんは海を愛する漢(おとこ)です。(事実)

自分専用の釣り船を所有するほどです。(驚きの事実)

三度の飯よりも釣りが好きで(想像)

出来ることならば舟の上で生活したいと思っている。(勝手な想像)


だったら「まんぐうん家」に舟を浮かべてしまおう!!
と、短絡的に思いついた
という訳ではありませんでした。

コンペに取り組む中で、
まんぐうさんという人物の人となりを
どうやって空間に反映させるかは
実は相当悩みました。

純粋にカヤックさんらしい
革新的なオフィス空間を追求したうえで
まんぐうさんというキャラクターを
後付けすればよいのではないかと思ったりもしました。

でも結局「このプランのどこが、まんぐうさんらしいのか」という
袋小路にどうしても入ってしまい
アイディアがなかなかまとまらずにいました。

そんな中で、
ふとまんぐうさんの紹介ページに書かれたある言葉に目が留まったのです。

「何もかもがあるけど何もない。船から眺める海はいい。」

これは・・・!と思いました。
ここに答えがあった!と。

その時、ほとんど とっさに書いたスケッチがこれです。
kayac013.jpg

何もない空間に一艘の舟が浮かんでいる。

いや、いくらなんでも舟一艘だけじゃ単純すぎるのでは・・・?

などと考えつつも
手は止まらずにプランを書きなぐっていました。

kayac015.jpg

単純そのもの
短絡的ですらありますが

それまで書き散らしてきた
どの案よりも
力強く、可能性を秘めているように感じられたのです。

これで行こう。

「まんぐうん家」に一艘の舟を浮かべよう!

という訳で、
kayac014.jpg
この舟の名は
「まんぐう丸」
と言います(勝手に命名)。

まんぐうさんの紹介ページはこちらです
http://www.kayac.com/member/tsuruoka
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