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セルフ・リフォームその1 自分で塗ろう [工事現場リポート]

予算の限られた改装工事の場合、
自分で出来る作業は自ら手を動かすことで
かなりのコストが節約できます。

その代表が塗装工事、つまりペンキ塗りです。
必要な材料や道具はすべてホームセンターなどで入手できますし
難しいテクニックも要りません。

もちろん、プロの技術には到底かないませんので
きっちりとした仕上がりは望めませんが、
多少のムラなら「味わい」として許容できる
というのであれば、お勧めです。

自分の手をかけることで
グッと空間に愛着が湧くというおまけも付いてきます。

甥っ子のK君が名古屋から応援に来てくれました。

K君は今高校生で、夏休みに入ったばかり。
週末は大工さんもお休みなので、
2人でペンキ塗りです。

天井の廻り縁や窓の額縁、扉の枠などに共通して塗られている焦げ茶色を白くする計画。
まずは塗料がはみ出ないように念入りにマスキングをして
現在の塗料の上にシーラーと呼ばれる下地材を塗ります。
これが糊のような働きをして、通常塗装が載りにくい面にも
良く色が着くようになるのです。

地味ですが大事な作業です。
これで一日目終了。

二日目、上塗りの白を2回塗りします。

ところが、さぁこれから上塗りという時に、
突然ひらめいてしまいました。

窓の額縁は色を上塗りするのではなく、今の色をはがしてしまおう!と
30年間額縁を覆っていた塗料をはがして、
木の元のままの表情を出してみよう。と

早速、塗装をはがすリムーバーを近所の金物屋さんに買いに走りました。
さすがは昔ながらの商店街、便利です。

penki1.jpg
アンモニア臭のするリムーバーを塗布して待つこと数分。
ヘラでガシガシと塗料をこすり落とします。
penki2.jpg
これが結構大変でした。

penki3.jpg
木材にしみ込んだ塗料はリムーバーだけでは落ち切りません。

後はひたすらサンドペーパーでゴシゴシ・・・・・
・・・・・・・・・・ゴシゴシ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ゴシゴシ

延々削ること数時間、ようやく一つの窓が終わりました。
penki5.jpg
木目に染み込んだ塗料までは完全に落ち切っていませんが
これはこれでなかなか味わいがあります。
しかし、先は長いです。

その間にK君は黙々と作業を続け、
penki4.jpg
白ペンキを一人でほとんど塗り終えてしまいました。
ありがとう!
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