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外壁の板金工事<NOKKA> [9坪×2のカフェ・ハウス]

さあ、外壁の板金工事が始まりました。

今回の外壁仕上げは、ガルバリウム鋼板の一文字張りです。
建売住宅などでよくつかわれるサイディングとは違い、
一枚ずつ手で張っていくので、手間がかかります。
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しかも今回は等ピッチの割り付けではなく
3種類の幅の鋼板をランダムに割りつけており、
それぞれが、ホワイト・ライトグレー・シルバーの3色に分かれていますから、
全部で9種類の鋼板を張り分けていかなければなりません。

施工を担当する石浜板金の石浜さんに聞いたところ
通常の倍以上の手間と時間がかかりそう、とのこと。

鋼板の幅は180mm・235mm・340mmの3種類
910mm幅の板から無駄なく切りだせる寸法としています。

作業に入る前に
まずは石浜さんに全体のイメージを伝えます。
割り付け図面は作成していますが、
サッシや水切りなどとの取り合いの都合で臨機応変に変更する必要があるため
全体の見え方や角の部分の色のまわし方などについて
設計者の意図を伝え、イメージを共有してもらいます。

どの工程でもそうですが、細かくあれこれと口を出すよりも
目標とする全体像を示した方が効果的で、
職人さんの効率も上がる上、
それぞれの判断で自律的に最善の選択をしながら作業を進めてくれるようになるため
結果として、良いものが出来上がると思います。

一文字張りは下から上へと張っていきます
looploupe088.jpg
一段張っては、その上にかぶせるようにまた一段。
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あらかじめ、墨出しされたラインに沿って歪みのないよう
丁寧に作業をしてもらっています。

looploupe091.jpg
白を基調とした壁面にライトグレーとシルバーのラインが挿入されていきます。

「始めに聞いた時は
『そんな割り付けして大丈夫かな?』って思ったけど
やってみると結構いい感じですね。」

と石浜さんの嬉しいコメント。
どうやら、目指すイメージを、はっきりとつかんでいただけたようです。

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